月が変わってから二日くらい涼しい日もあったが今日は夏が戻ってきた。

駅前で肉を食べてせっかくだからそのまま散歩を開始する。9月から在宅勤務の制度が終わってしまったので仕事の後ちょっと離れたスーパーまで往復する習慣はもう終わりだ。前半はそれを回顧するような散歩ということになる。京急蒲田の脇を通り過ぎ15号の東側を多摩川に向けて南下していく。通ったのは日ノ出通りの商店街。珍しい七叉路の交差点七辻がある。雑色駅からの水門通りと交差した先で突き当たる。

六郷土手駅前から六郷橋にのぼり多摩川を渡る。夜、川崎駅から六郷橋までの味があるコースを見つけたので今日は逆からたどってみる、土手と京急大師線に挟まれた路地から国道409号を渡り自動車学校と京急本線の高架の間の殺風景な道に。それはヨドバシアウトレット横そして京急川崎駅へ。夜川に向かって歩くとゾクゾクしてスリリングだが、昼間に逆に歩くとどうってことなかった。

JRをくぐって幸区に入る。裏路地を進むと現在地を見失う。ノスタルジックな河原町団地をかすめた。幸区役所のところで左折したらいつの間にか横浜市鶴見区に入っていた。川崎と鶴見はシームレスだ。南武線の踏切を渡り横須賀線と貨物線を跨線橋で跨ぐ。その先のコンビニでドリンクを調達して外に出たらまたしても180度脳内地図が回転してもと来た方に戻っていた。跨線橋を渡ったところで気がついた。

線路沿いに進んで第二京浜に入り込む。新鶴見橋で鶴見川を渡って地質学的にメジャーな下末吉へ。ここまできたら鶴見駅に向かってしまうことにした。アーケードの佃野商店街を通ってもよかったが、ちょっとショートカットしようと右手にそれた。結局佃野商店街の出口にぶつかり、むしろ遠回りだった。豊岡通りを経由して鶴見駅到着。

移動時間がほぼなかったので散歩が早く終わりすぎて時間を持て余してしまう。