不意に幅広の麺が食べたくなって検索したらひもかわうどんというものがあることがわかった。群馬県桐生市が本場で、有名な店舗の支店が東京にも3ヶ所あるようだ。軽い気持ちでその中から銀座のはずれにある支店に行ってみることにした。有楽町駅から15分近く歩いてようやくたどり着くと店の前に行列ができていた。しかも、もう今並んでいる人たちで今日の昼営業は終わりとのこと。まさかそれほどの人気店だとは思ってもみなかった。来た道を戻るが途中見かけた店もどんどん昼休憩に入るし、もう口が麺類に固定されていることもあり、入る店が見つからないまま有楽町駅に近づく。すっかりランチ難民だ。選択肢を増やすため東京駅方向に向かい、結局いつもの蕎麦屋でカレーそば。まあもともと食べたかったものとそれほど離れてないものが食べられたのでよしとしよう。
中央線に乗る。遅くなってしまったので三鷹あたりでお茶を濁そうと思っていたが、そういえば多摩市に一年以上足を踏み入れてないので足跡を印すタスクをクリアしておこうと思う。武蔵境から西武多摩川線に乗って多摩川河畔へ。終点のひとつ手前競艇場前で降りた。夜は雨が降るという予報だったが早くも厚い雲が垂れ込めている。まずは西武多摩川線の線路に沿って終点の是政方面へ。
ちょうど1kmくらいで是政駅。左手の是政橋で多摩川を渡れるがもうひとつ上流の橋でダイレクトに多摩市に入るプランを採用した。遊歩道に入り込んで広大な郷土の森公園のプロムナード。風が気持ちいい。公園を抜けるとふるさと通りという落ち着いた道筋。多摩川近くに直接出ようと思っていたが京王線の中河原駅近くに出てしまう。県道18号を南下してようやく隣りの関戸橋を渡る。橋と橋の間隔がとても離れている。
対岸は多摩市。右手に聖蹟桜ヶ丘駅があるがそちらには立ち寄らず直進。やがて温泉街みたいな雰囲気を感じる旧道の入口があったのでそちらに入り込む。上り坂になり新道より高台を抜けていく。多摩市役所が右手にあった。さらに坂を上り見晴らしがよくなる。
モノレールの高架があらわれた。モノレールに沿って坂を下れば多摩センター駅だというのはわかったがそのまま下を通り抜けた。その先かなり進んだところでようやく坂を下りた。多摩センターからけっこう離れてしまったようだ。小田急多摩線の終点唐木田が行手にあることがわかったのでそちらに進む。
いかにも終着駅という佇まいの唐木田到着。環七を大森に向かうバスで帰ろうと世田谷代田に向かうが乗り換え時間が9分で世田谷代田のホームの深さとちょうどバス停とバス停の中間という位置関係を考えるとちょっと心配になる。結果としては8分で宮前橋停留所に辿り着いてギリギリだったが、少し遅れていたようで悠々間に合った。
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