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2024-05-26 : 渋沢駅 - 東海大学前駅 (14.1 km)
Shinichi Sugiyama
Shinichi Sugiyama

2日連続で途中からお茶漬けにできるというギミックつきのランチで、今日もそうできたのだが、さすがにそれはやめておいて白味噌と豆乳の明太クリーム。東京たらこスパゲティでお茶漬け以外にしたのは初めて。

大和あたりでお茶を濁すつもりが海老名から小田急線に乗り換えて渋沢まで行ってしまった。南口で降りたのは初めてだ。短いが、新しくて小綺麗な商店街が伸びている。左手の県道に入るとすぐになだらかだが長い坂道。上りきると旧街道みたいな雰囲気になる。行手には緑色の大きな山が聳えていて、このまま進めるのか不安になる。県道は右手に曲がってトンネルで山を通り抜けるようだが、ぼくは左側の緑の中へ。といってもすぐに山道になるわけじゃない。神社や学校が点在する、概ね舗装された小道をすり抜けて、別れ道の標識で渋沢丘陵.震生湖と書かれた細い道に入り込む。

なだらかな上り坂。ところどころ見晴らしがよくて左手の秦野盆地が見おろせる。歩きやすくて気持ちがいい道だ。軽トラが脇に停車して芝草を目一杯荷台に詰め込もうとしている。歩行者専用と思ったが車も通れるようだ。道は下り坂になってやがてより広い道と合流する。途中でさっきの軽トラに追い越された。

震生湖というバス停が目に入った。平日に1日一本しか便がないようだ。ここに来るには自動車か徒歩ということになる。1923年の関東大震災でできたから震生湖という名前がついたということで地震でそんなにおおきな穴が開いたのかと思ったが、そうではなくもともとあった川が土砂の崩落で堰き止められて湖になったようだ。湖面まではかなり長く階段を下っていく。もっと幽玄な感じを想像していたが、ぬかるみに囲まれた濁った水面で、まわりはたくさんの釣り人が糸を垂れている。湖というより沼だ。こんなところに魚がいるのかと思ったが地下で他の水系とつながっているらしい。湖のほとりは遊歩道になっていたので半周して駐車場の脇から坂を上って元の道に戻った。

有機農法の刺激臭漂う危険エリアを通り抜け、今までのワイルドな風景が嘘みたいな整然とした住宅街南が丘へ。老夫婦が手をつないで歩いている。世界が終わってもしばらくはこのままの生活が続きそうな場所だ。

ほんのちょっとショートカットしようとして、今日最大にワイルドな山道に入り込んでしまった。足下が草むらに覆われて見えなくなっていて危ないし、パンツや靴が汚れる。どうにか山道を抜け東名高速をまたぎ、単調な農道に沿って進む。少しずつ夕闇がおりてきた。

平塚市に入ったので、東海道線の駅に向かおうかと思ったが、地図をいくら拡大しても影も形も見えない。まだまだ小田急線のエリアで東海大学前駅が案外近かった。川を渡ってそちらに向かう。東海大学の広大な湘南キャンパスの塀に沿って進む。昨日の運河駅とから東京理科大学は名前がついているわけじゃないのに目と鼻の先だったのに、駅名となってるこちらはさぞ至近なのだろうと思ってたら、実は正門から徒歩15分かかるのだった。

ただ、その間は当然のように学生街になっていてなかなかおしゃれな店が並んでいる。街中に突然エスカレーターがあらわれるのもおもしろい。駅のそばにはカフカという名前の中華料理店何あってどんな料理がでてくるかスリリングだ。

駅到着。なかなかアーバンな駅舎だ。

2024-05-26 : 渋沢駅 - 東海大学前駅 (14.1 km)