ランチは地元で済ませて（生ラムひとり焼き肉）、橋本へ。北口コンコースから地上に降りて大歓声をあげるインバウンドの男達を眺めながら商業地区からすぐに住宅街へ。小さな川だと思ったらそれが都県境の境川で、けっこう奥まった感じの境界を行きつ戻りつして、特に確認もしなかったのにもともと思い描いていた相原駅前の入口に入り込むことができた。駅前なのにのどかな通りだ。横浜線の線路に沿っていて、その反対側は里山が立ち塞がっている。地元の人と東京造形大学への通学バスに乗り遅れた人しかいないのではなかろうか。

地図に描かれていたハイキングコースのような道に初めて入り込んでみた。山道だがそんなに傾斜はきつくない。ところどころ崖に面して見晴らしがいい箇所がある。途中から地図に書かれてない道を進むことになって不安になり最初に見つけた降り口で下に降りてしまった。相原公園の方に抜けた方が新鮮だった気がする。近いうちに再チャレンジしたい。

抜けたのは八王子みなみ野のいかにもな新興住宅地。楕円形の道に沿って進んでいく。かなり長く歩いて向こう側に突き抜けて谷間の農地を縫ってゆく。川を渡り、さっき谷間の入口から見えた上り坂に入り込む。川は湯殿川、道は北野街道だった。

北野街道なので北野に向かっているのか離れているのかどちらかだったが、街並みがどんどんローカルになり周りを緑に囲まれるようになってきたので明らかに後者だった。それる道を選ぶことができずずっと北野街道を進み続けた。「椚田」という地名がかなりの広域に広がっていたが読めなかった。

館町の交差点で北野街道は終わり、町田街道にぶつかる。右折すれば高尾駅が割と近いようだ。その道筋の道路標識で「椚田」の読みの正解がわかる。「くぬぎだ」だった。

高尾駅はJRの改札は目の前なのにそこから京王のホームまでが遠い。

新代田からバス。