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2024-03-17 : 新高島平駅 - 蕨駅 (12.3 km)
Shinichi Sugiyama
Shinichi Sugiyama

今日も暖か。

丸の内で蕎麦を食べて都営三田線に乗り、主要駅の高島平と終点の西高島平にはさまれた新高島平で降りた。高架線路の北側を平行に高島平へ。その先南の練馬方面に向かうか北の埼玉方面に向かうかといつ究極の選択で後者を選んだことで今日の散歩の大枠が決まる。

ガスタンクを見ながら新河岸川を渡り、新河岸川と荒川にはさまれた島に上陸した。さらに荒川も渡ろうと思うが、このあたりは橋の間隔が離れている。島のメインストリートをちょっと下流側に進んで裏道へ。水たまりと雑草。配送センターや倉庫が並ぶ殺風景なエリアだが春のゆるんだ空気の中では情緒を感じる。荒川河川敷の土手に上がる。橋は思ったよりずっと遠かった。今日は板橋区のマラソン大会をやっていてスタッフや警備の人たちがかなりいた。

戸田橋を渡り、もともとかすめるだけのつもりが水面をすべるボートに目を惹かれ戸田公園のボート練習場に沿って歩いた。沿道にはボートを格納する艇庫が並んでいる。国立、埼玉県立、戸田市立などいろいろあるのだった。練習場の池をまたぐ歩道橋がある。歩いている人のシャドウが浮かび上がるがなぜかとてもゆっくり動いているように見えた。自分ものぼってわかったが、この橋は隣接するボートレース場の観客のための橋でレースの結果を反芻しているせいなのか皆足取りが遅いのだった。

町名が氷川町だから近くにあるだろうと思ったら新曽氷川神社の前に出た。ビンゴ。その先には妙顕寺という立派な門構えと大きな敷地の寺があり、なかなか由緒ある地域であることがわかった。

一気に夕闇が濃くなる。大通りを進んでいくと道が二股に分かれて左を選択した。埼京線の戸田駅を過ぎていつのまにか蕨市に入っていた。やがてあらわれた蕨市役所は木をアクセントにあしらった真新しい今風の建物だった。2023年10月竣工らしい。その先には和楽備神社。なんとこれで「わらび」神社と読む。夜でもライトアップされて人の流れがある。

神社の脇の遊歩道に入り込んだ。静かないい道だ。夜でよくわからなかったが蕨城址公園と公民館が隣接している。突きあたりには落ち着いた感じの商店街があった。賑やかそうな左手に進んでいくとやがて蕨駅のロータリーがあらわれた。神社から駅までの道筋は珠玉の散歩コースと言えよう。

2024-03-17 : 新高島平駅 - 蕨駅 (12.3 km)