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2024-02-24 : 二宮駅 - 五所ノ宮(停) (11.9 km)
Shinichi Sugiyama
Shinichi Sugiyama

横浜でインドカレーの後、10年ぶりに二宮で下車して散歩開始。前回は北口の町役場の脇からダイレクトに吾妻山公園に入り込んだが、今日は西に進んだところにある吾妻神社からのぼるつもりだ。それならいったん南口に出てもよいだろうと駅についてから思った。ロータリー横の路地は線路に接するがちょっとそれ以外の風景も見ておきたくてちょっとだけ国道1号の方へ。またすぐ戻って跨線橋を渡る。

その先が吾妻神社への参道だ。九十九折りの坂道だがけっこうすれ違う人が多い。息が切れないよう休み休み進む。神社の境内を経由して吾妻山公園のてっぺんへ。高低差100メートル以上なのでさすがに疲れる。

ちょっと息を整えてから円形の展望台へ。国府津あたりの街や海岸が見下ろせて、すぐ目の前には真っ黄色の菜の花が満開だ。その間はおそらく桜だがいまは枯木だ。その頃まで菜の花が残っていればの話だが、一月後の黄色とピンクのコーディネートは絶景だろう。

頂上の広場からはハイキングコースが伸びている。起伏も穏やかだし整備されていてとても歩きやすい。前回北東の中里口から外に出たので今日は北西の釜野口から出ることにした。

車道にぶつかって、右手のトンネルを通ってちょっと南に戻る方を選択した。小高くなったところに小学校があり、のどかな農村的な風情が残っている。トンネルを通ったことによる最大の収穫は川匂神社だ。二宮という町名の由来は相模国二ノ宮があることだろうと思っていたが、それはさっきの吾妻神社だと思い込んでいた。実は川匂神社が二ノ宮だったのだ。季節柄雛人形が数セット飾られていた。あと目についたのはおみくじを結ぶおみくじ掛け。どちらかというとよくないおみくじが多く結ばれているものという気がするがそうするとこれには失望がたまっていることになる。

神社をでるとかなりの勾配の坂が待ち構えていた。休み休みのぼり切ると農地の間を抜ける道につながる。新幹線の線路をはるか下に望んでしばらくすると急に住宅街に入り込む。途中からなだらかな上りになり、東名道を跨ぐ。その先の新坂呂橋通りに入り込みたかったがダイレクトにつながる道がなかった。ちょっと前に進んだところにある急階段を下って合流した。

二宮町の隣の中井町も同じく10年訪れていなかった。交通の便が悪いのでこのチャンスを逃すと次はいつになるかわからない。この前訪れなかった中井町役場にとりあえずの目的地を定める。直進して川向こうの県道に合流してから北上するのがわかりやすそうだったが、手前のちょっとさみしい道で右折して北上を開始した。

突きあたりにぶつかったりしつつも県道には合流せず川のこちら側をキープする。やがて里山が間にあらわれて山の山の間の谷間を進むことになる。もう完全に夜だった。こんな奥まったところにも何かの事業所みたいなところがあって、ちょうど仕事が終わって解散するところのようだった。作業着姿の人たちが集まっていてパンが一台停まっていた。

県道に突きあたる。その手前に平行して道が走っていて、県道とは別の小さなトンネルになっていた。おそらくこちらは旧道なのだろう。心霊スポット的な雰囲気がある。トンネルを抜けると県道に合流する。幅は広いが沿道はさみしい。先ほど左手に見えてた里山が右手にそびえている。

中井町役場周辺も思ったよりずっとさみしいところだった。開いてる商店がないし灯りも落とされている。これで一応目的は果たした。この先御殿場線方面に抜ける構想があったのだが、県道に沿って松田にいくのは遠すぎるし、峠道を突っ切るのはこの夜の中危険すぎる。というわけで二宮方面に南下することにした。

バス停があったので確認するとだいたい15分待ち。もう一つ先まで歩けそうだ。次の停留所は中井郵便局前でこんなところに郵便局があるとは思えないさみしさだったが、その先から街になるのだった。郵便局についてもまだ余裕があったのでさらにもう一つ先までと思ったら目と鼻の先だった。五所ノ宮という停留所だ。このまま二宮まで歩けるんじゃないかと脳裏をよぎったが、バスでも20分以上かかったので歩かなくて正解だった。

2024-02-24 : 二宮駅 - 五所ノ宮(停) (11.9 km)