アジフライの無料サービス券があったのでごちとん。あちこちにあるような気がしてたがまだ3店舗しかないようだ。その中から先々の行程を考えて代々木店を選んだ。豚汁と卵かけご飯とアジフライという組み合わせは黄金比だ。またサービス券をもらって無限アジフライ。
小田急線の南新宿まで小散歩。あえて地図を見ずに多少の遠回りと冒険心で駅にたどり着く。小田急線で2番目に乗降客が少ないそうでこぢんまりしてる。今日歩いていて一番高揚感を感じたのはこのときだった。
小田急線で生田へ。途中で急行に乗り換えてしまったが結局もともと乗っていた各駅電車に乗ることになった。生田では自販機のコーヒー豆を買うつもりだった。5月にきたときは豆が売り切れていたのでそのリベンジだ。直線距離では南口から近いのにまっすぐつながる道がない。いつもと違う道からいこうと北口からでてみたが、前回よみうりランド方面から来たときのリフレインになってしまった。ただ、今回はちゃんと売っていた。目的を果たす。
表通りの津久井道にでて都心方面へ。都県境を越えると世田谷通りと呼ばれる通りだ。向ヶ丘遊園・登戸の市街地が近づいてきて、今まで北側は崖地が続いて踏み込めなかったのが平坦になっておた。そろそろ大通りを離れることにする。といってもこの時点ではちょっと迂回してこの先の多摩水道橋を渡り狛江に入りこむつもりだった。
住宅街を折れ曲りながら歩くうち、だんだん津久井道から離れていってしまった。隣の橋を渡ればいいやと思う。南武線の中野島駅が近づいてきた。駅の入口をはさんで落ち着いた商店街と団地がのびている。住みやすそうな街だ。隣の橋はさらに二駅先の矢野口駅のそばにある。
9月になっても暑さは苛烈だ。アイスを食べたらかえってのどが渇いて、それ以外のことが考えられなくなる。またすぐコンビニに入るのは癪なのでタイミングを見計らう。
多摩川に近づいて京王相模原線の高架をくぐった先でハマイカティーゲット。飲み干してもまだ渇きが残る。多摩川原橋にたどり着いてようやく渡る。散歩の序盤に多摩川を越えるはずがもう終盤だ。右手にそれて調布市中心部に向かおうと思うが、方向感覚がずれて逆側に進んでいた。市街地なのにゴルフコースがある。クリムゾンに色づいた夕焼けが空を覆っている。こういうところにだけ秋の気配があらわれている。
調布市から府中市に入りさらに隣の稲城大橋の近くにでた。高速のICがある。中央道をくぐり京王線の駅を目指す。まとわりついていた渇きを解決するため、ノンアルビールを買った。渇きにこれが一番。ミネラルも補給できる。やがて武蔵野台駅が近づいてきた。
渋谷を経由した。相変わらずのアナーキーな人手だった。
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