マグロのカマ焼きが食べられる定食屋へ。あちこちにあった店舗が東十条だけになり、しかも昼休憩が入るので、なかなかいくことができなくなっていた。確認したら2年ぶりで、それも今はなき学芸大学店だった。ラストオーダーは3時くらいかなと高を括っていたが、なんと14時30分だった。たどり着いたのは14時27分でぎりぎりだった。間に合ってよかった。鉱脈をほってどんどん身を発見していくような食事体験は他の食べ物では味わえない。リーズナブルにマグロのカマ焼きを食べられる店をほかでもキープしておく必要性を強く感じた。
ちょっと早く歩き始めることになったが散歩スタート。東十条の駅前商店街を進んで、新しめの高層住宅の下の並木道をゆき、ちょっと筋をずらしてそのまま王子方面へ。やがて北本通りに合流する。向こう側のレンガ舗装の商店街に入りこむ。別の大通りにぶつかって、右手が王子駅前だったが、左手の方に進んだ。この選択が今日の散歩コースを決めた気がする。
日射しがあるのにスコールみたいな雨が落ちてきた。ひとつのカサが一度に日傘と雨傘両方として機能した。雨はすぐやんだが日射しは残った。気温はそれほど高くなくて湿度も比較的心地よかった昨日とそれほど変わらないが、けっこうきつく感じた。またのったりした足取りに戻ってしまった。
隅田川に近づいて下流方向に進む。あらかわ遊園のところで川沿いから都電の向こうにシフト。尾久のレトロな商店街を抜けて小さな公園というか正確には防災広場のベンチで休憩。蚊にさされまくって撤退する。
路地を選んで町屋駅前から三河島駅前。その先は大通りを鶯谷に向けて直進。鶯谷が迫ってきて上野の山にはのぼりたくなかったので根岸の路地を抜けて低地を経由して上野駅へ。のどが渇いて、飲み物のことだけ考えていた。
上野駅前のマルイでトイレを借りつつ涼む。その先御徒町駅のそばでようやく乾きへの一撃でノンアルレモンサワー。
その先はもういつ散歩を終えてもよかったのだがラジオ番組を消化するためだけに歩き続けた。特にコースの工夫はせず道なりに進んで、秋葉原、神田、東京。東京駅は旅行客でいっぱいだった。
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