この週末は基本的には雨なのだが、数時間雨の幕間の時間があるようだ。有効に使う。竹芝でランチの選択肢は2つあったが片方が先に閉まっていて迷わずカレー。
大江戸線に乗り込んでどこで降りるかここでは迷って、結局終点のひとつ手前練馬春日町から散歩スタート。名前のない道に入り込んだと思ったが、はじまったばかりの富士街道だったようだ。でもそのことは知らず現在地と方向をあえて確認せずミステリアスに歩いていく。町名が、春日から高松、谷原と移り変わる。環八と目白通りが交わる谷原交差点を巨大な歩道橋で対角に渡り、続きの道に入り込んだ。そこから先は富士街道という名前が明示してある。やがて石神井公園駅近くにたどり着いた。
富士街道を離れ南下する。車の通りが多い道だが、西武線の高架の向こうで緑が多い静かな道に入る。方向がわからなくなったが南下を続けていたようだ。つきあたりからそれまでの練馬区と杉並区の境界の千川通りに入り、上井草駅の駅前通りへ。ほかの西武新宿線の駅同様線路に垂直な通りは案外寂しくて平行な通りの方がにぎわっている。フェンスで囲まれた集合住宅の区域に入りこむと町名は上井草のままなのに今川という町会や商店街の名前が顔を出す。今はなき旧町名と思いきやちょっと先で町名も今川に変わった。範囲が縮小したらしい。土塀が立派な観泉寺という寺があった。杉並区とは思えず、一瞬だけ京都に来たようだった。なんでも町名の由来はこのあたりを領地にした今川義元の子孫で、観泉寺はその菩提寺らしい。
桃井原っぱ公園という公園で休憩。雨模様の日は身体が重くて疲れるのだ。アパートメントの部屋が見えた。天井から吊り下げたバスケットの中で猫が自分の身体をなめている。平和な時間だ。
西荻にたどり着いたときにはもう夜だった。高架下がマイロードという商店街になっていることに初めて気がついた。当然のように飲食店が多い。にぎやかな商店街を進んでいたら荻窪に近づいてしまったが、南下に切り替えて、パープルの街灯が特徴的な久我山駅前。
もう少しだけ歩くつもりで延長戦。岩通通りを通ってさらに南下を続ける。その先が想像以上に長かった。ようやく松葉通りを通り抜けて京王線の線路にぶつかる。千歳烏山駅はちょっと右手だった。
新代田に出てバスで帰る。霧雨になっていたが、大森から電車じゃなく自転車で帰る。
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