二月の終わりの平日休み。もともとは川越あたりにくりだそうかと思ったが、渋谷で突発的におりて吉祥寺に向かうことにした。この時間なら今までランチ営業に入れなかったカレー屋に間に合いそうだ。吉祥寺に15時までというタイムリミットの障壁が高くて入れなかったのだ。その間にカレーに加えてつけ麺がメニューに加わりそっちがメインになっていた。今から思うとカレーつけ麺にすべきだった気がするが、最初に目についたカレー混ぜそばにしてしまった。おいしかったが。
そのまま吉祥寺散歩。自然文化園の縁を西側に迂回し、吉祥寺と三鷹の分水嶺的なむらさき橋通りの東側、静かな住宅地を南下していく。歩いても歩いてもマンションの名前に「吉祥寺」が残り続け、吉祥寺から抜け出せない。折々に休憩することにする。今日のベンチマークは休憩回数だ。
東八通りにぶつかって2度目の休憩。対面は政府系の研究機関が行手をふさいでいる。大きく西に迂回してようやく入り込める道があらわれ、それは当然なじみの道で、調布市深大寺へと続いていた。広大な公園、寺社、植物園の間を抜けていく。夢幻的な界隈だ。
その先、順当なら京王線沿線の調布あたりを目指すところだが、ちょっと意外性を取り入れてみる。どっちつかずで野川沿いを進み、中央道をくぐって、やはり京王線と思わせつつ、ひょいと左折して北上する。
井の頭公園に近づくと一気に夕闇が深まった。3度目そして最後の休憩を第二公園で。池からもジブリからも遠い地味な場所だった。井の頭公園の中を通り抜けて吉祥寺南口で散歩は終わり。せっかく吉祥寺に戻ったのにそれを生かさないまま電車に乗る。
平日の満員電車を避けて新代田からバスで帰宅。
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