一夜にして冷たい風が吹いている。
最初は青梅線方面に向かうつもりだったが、ランチを取ろうと思った店の営業時間に間に合わないことがわかったので、国分寺を経由してぐるっと所沢へ。9月24日に開業したショッピングモールエミテラス所沢に行ってみることにした。駅からほぼ直結の西武所沢S.C.を通り抜けるとそのままエミテラスだ。回遊型のカーブした通路が設けられたふつうのモールだが、1階のフードコートが巨大だった。その中から行列ができてない天丼にしてみた。
モールをでて道路を渡るとすぐに奥まった住宅街に入り込んだ。踏切と小さな橋を渡りさらに進むと緑に囲まれた神社の入口があった。軽い気持ちで入り込むと大きな公園を通り抜けるハイキングコースのような道につながっていた。トトロの森に指定されているらしい。ワイルドな森を抜けて再び住宅地へ。一層奥まった感じだったが、西部狭山線の下山口駅の近くにでた。
もともと立ちふさがる貯水池の人造湖を越えて東京都に入ろうと思っていたが、ここで小手指など西武池袋線や新宿線沿線に戻るという選択肢が出てきた。いずれにせよ貯水池を迂回する必要があるのでいずれにせよ北に向かう。東西に走る県道179号にぶつかったところで選択の時間。うーんと悩んで初志貫徹で貯水池を越えることにした。
夜が突然やってきた。歩道がちゃんとわかれてないところにかなりの頻度で飛ばした車が通ったが、道幅がそんなに狭くないのでまあ大丈夫そうだった。コンビニなどロードサイド店舗が点々とあらわれる。時折バスとすれ違う。この先の早稲田大学所沢キャンパスから所沢中心部まで学生や職員を運ぶためのバスだ。ちょうど授業がおわる時間なのか満員のバスが何台も通り過ぎていった。
早稲田大学がとりあえずの目安になる。地図で見るとはるかに遠くにあるまま一向に近づかない。忘れたころにキャンパスに入る分岐が見えた。その先でいったん店の密度が増えて街に入ったかと錯覚させるがすぐに寂しくなる。その先かなり進んだところでショートカットのため県道を離れ側道に入る。ちょうどそのあたりから入間市に入る。この道は前に通ったことがあった。さらに果敢に緑地に挟まれた峠を越える道に入り込む。ショートカットできるかと思ったがよくよく見るとあまり変わらない。
けっこうな傾斜だった。峠を越えてからも学校に沿ったさみしい道が続く。いつの間にか都県境を越えて東京都西多摩郡瑞穂町に入り込んでいた。この先には八高線の箱根ヶ崎駅があってそこで散歩を終えるしかなさそうだ。町役場のまわりがけっこう賑わっていて駅前かと思う。駅はそこからまだ10分くらいかかる。
箱根ヶ崎到着。夜見るとなかなか立派な駅舎だ。今の時間帯は20分間隔でなかなか本数が多い。
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