コクーンシティーでまずはコーヒー豆を買う。焼けるのを待つ間ランチを食べようとうどん屋に向かったがなんと待ち客が数組いた。おもわず声が出て自分で驚いてしまった。もともと穴場的な店だったのにすっかり人気店になったようだ。いったんコーヒーを受け取ってから並ぶことにした。システムが変わって、行列の整理券を発券するようになっていて、店内の料理の券売機がなくなっていた。メニューはたぶん前と同じ。こしのある麺もおいしいけどあらためて肉とスープのおいしさを満喫した。

今日のテーマはさいたま市見沼区。あまり自然に足が向かないところなので意識的に踏み込んでみる。浦和の東あたりにある区じゃないかと勘違いをしていたが実はもっと北にある区なのだった。たまたま見沼代用水沿いに出たので、早々と見沼区に突入できたかと思ったがそんなに甘くはなくて、用水を離れ、自治医大病院前を通り過ぎて芝川という川を渡ってようやく見沼区に入ることができた。

細かい雨が落ちてきた。水蒸気が飽和しているような息苦しさがあったので少々の雨はむしろ心地よかった。

のどかな住宅街を抜けてアーバンパークラインの大和田駅前へ。駅前通りの入口のところにスーパーはあったがそれ以外大きな施設のないローカルな駅前だ。駅前を通り過ぎて進むと武道館の反対側にモダンな見沼区役所があらわれた。狙ったわけではないので不思議な達成感を感じた。

そこから意図せずアーバンパークラインから大きく離れてしまった。宇都宮線の東大宮駅に近づいたので今思えばそちらに向かうのも全然ありだった。実際はけっこう無理な方向転換をして国道16号を渡り、アーバンみらいという水辺の公園と住宅が一体になった区域を通り抜けなんとか岩槻区に入り込んだ。岩槻駅前に着く新しい道に入る。ただひたすら長くて、駅に近づいても店はほぼないままだった。駅前のローソンもこれから開店で、再開発されたばかりのようだ。

結局雨はほぼ降り続いた。