2016年に大崎から大塚まで山手線沿線を徒歩で半周していて、まあ厳密に言うと歩いている間はあまりそういうつもりはなく山手線から離れまくりで、むしろ20キロ以上歩くことを目標にしていた(そのときの22.3kmがいまだに最長記録)のだけど、その続きで山手線を半周しようじゃないかというのが今日の企画だ。
大塚駅北口のすぐそばにあるのはなぜか巣鴨警察署だ。軽く坂を上ると堀割になった山手線沿いで、あっという間に巣鴨駅があらわれた。駅舎その他の建物を迂回していったん線路から離れるがまたすぐ合流。線路沿いは単調だと思ってたら道が自主的に離れて、折れ曲がった階段があるいい感じの路地に案内してくれた。
駒込駅前はスキップして記憶に新しい聖学院あたりから田畑高台通りに入り込む。陸橋を渡って今日初めて山手線のなかに入る。その先にも陸橋があり下の道路は田端駅に続いている。しばらくは台地の縁を進む。日本で一番線路の数が多い大河のような鉄道用地を見おろす。その中に山手線も含まれている。西日暮里の開成高校脇から歩道橋を渡り諏訪神社。日暮里駅と夕焼けだんだんの間を横切って谷中霊園が線路との間に入り込んでくる。この先が今日最も山手線との距離が離れたところだ。
上野公園の中を通り抜けた。公園の出口のところに桜が咲いていて、早いと思ったが、ソメイヨシノではなくオオカンサクラという早咲きの品種らしい。
アメ横に入りまた山手線に接近。ハンバーグステーキで遅いランチにした。間に休憩を入れるためランチは途中でとろうと思っていたのだ。
後半は割と線路に沿って歩く感じになる。御徒町と秋葉原の間にある高架下の商業施設2k540は日曜なのに閑散としている。退店の告知が貼ってある店があったりしてさみしい。アキヨドでちょっと物見を遊山して神田ふれあい端を渡り、神田駅近くの高架に沿った飲食店街を進んでいく。
新常盤橋を渡り東京駅の丸の内側へ。東京マラソンのコースと重なっていたようで、管理者の人や走り終えたランナーと思しきカラフルなシャツを着た人たちを目にした。有楽町、新橋あたりの高架下は以前インターナショナルアーケードという謎のダンジョン的な通路があったがいまは整備されて飲食店が並んでいる。供給過多なのか賑わってる店とそうでない店がはっきりわかれていて、そうでない方は店主夫婦がドアの前で呆然と立っていた。逆効果だと思うがそうせずにはいられないのだろう。
新橋を過ぎて、山手線の内側、国道15号と並行な裏道をゆく。芝神明商店街の先は地下鉄の大門駅だ。国道の反対側に移って路地を伝っていく、表通りに出ないままかなり進めるのだった。田町駅の手前で線路下をくぐり商業施設msb Tamachiのなかを通り抜ける。札の下で陸橋を渡り再び山手線内。そのまま国道伝いに品川駅まで。
その先で山手線は鋭い放物線を描くが今回は最短経路で大崎に向かうことにした。疲れた足に坂がきつい。品川から30分弱で大崎到着。2016年とあわせて山手線一周だ。距離も前半の行程に続いて歴代2位だった。
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