カギを探して貴重な30分を無駄にした。

八重洲で海苔たっぷりの油そばを食べて南砂町に移動。地上に上がって今さら今日の寒さに気づいた、

3番出口周辺は工事中でより最果て感が高まっている。江東区でも砂町はちょっと雰囲気が異なるエリアだ、由緒はあるがちょっとさみしい元八まん通り、仙気いなり通りから、かつての城東電車の廃線跡だという遊歩道を通り抜けて江東区の中心と言っていい東陽町へ。その賑わいを抜けると碁盤の目状でどこを切っても金太郎飴のいかにも江東区なエリアへ。はるか行手にはスカイツリーが聳え、1月3日のコースが頭をよぎる。エリア選択をちょっと後悔した。

ちょっと変化をつけようと商店街に左折してみた。あっという間に夜が来て、その先で見覚えのある街角にぶつかった。行手に砂町銀座があるはずだ。モチベーションが回復する。近くに駅はないのに賑やかで人通りの多い砂町銀座を通り抜けそのあともまっすぐ直進してみた。なんと荒川河川敷にぶちあたった。旧中川の水門の近辺で江戸川区に入り込んだようだ。足下がよく見えない土手の上を歩いていると遠くの風景だけがやけにくっきり見えて、宙に浮かんでるような浮遊缶を感じた。

船堀橋を渡り船堀駅の方へ。タワーホール船堀でトイレを借りる。どこであってもホールには文化の香りを感じる。盛装の若者たちがいてなんかイベントでもやってるのかと思ったら、今日は成人式だった。変電所の周囲の路地を回り込むと町工場が並ぶ殺風景なエリア。いきなり開けたロードサイドに出て新小岩駅が近いのかと勘違いさせるが、実はここから何本も大きな通りを超えたはるか先なのだ。単調さに絶えかねて途中遊歩道に入り込んだりしたのでさらに遠くなる。

葛飾区との区界を越え、アーケード商店街を抜けてようやく新小岩駅到着。