ほぼランダムと言ってもいいような小さな選択の積み重ねの結果吉祥寺へ。洋食ランチの後、ヨドバシで買ったばかりのiPhoneの保護方法を模索してたら5時を回っていた。そのまま散歩を開始する。
井の頭公園の東の端のところから井の頭公園駅前。小さな商店街から遊歩道に入り込むがあっけなく終わる。それなりに離れたつもりなのに玉川上水や井の頭公園があらわれて現在地を見失いそうになるが、連雀通りにでて取り戻す。正面にはスーパーやカフェが並ぶ真新しい商業施設。前を歩く人について奥に入り込んでしまったが、どうやらその先は住宅エリアのようだ。なんとなく抜けられそうな気がしてそのまま進む。駐輪場や迷宮的に筋違いに伸びる廊下をあみだくじみたいに選んでどうにか外に通じるどあにたどり着けた。勘は正しかった。
夜の空気の中で金木犀の香りが目に見えそうなくらいだった。ようやくほんとうに秋がやってきた気がした。
道路標識に仙川という文字が見えて悪くないと思ったが、道なりに進むうちにこのままいけば深大寺であまり夜に行きたい場所じゃないなと、消防大学通りに入りこむが、結果としてまさに深大寺の中心部に向かうことになる。どんどんどんと低音が近づいてきて、青渭神社で祭礼をやっているのだった。露店がでていた。
その道は三鷹通りで中央道のガードをくぐり、やがて京王線の布田駅前にたどり着く。駅前をすぎるとだんだんあたりは静かになっていって住宅街へ入っていく。なんだかどこまでも進めてしまって自分がどこにいるかだんだんわからなくなってきた。人気の少ない大きな団地の間を抜けていく。多摩川が近づいてきたような気がしたが、実はちょっと前から多摩川と並行に下流方向に進んでいたのだった。いつの間にか狛江市に入っていた。今日は武蔵野市、三鷹市、調布市そして狛江市と4市を渡り歩いたわけだが、どの境界も気づかずサイレントに通過してしまった。
そのあたりでクロージングのためあたりを検索して狛江駅が最寄りあることを確認した。最寄りといってもずいぶん離れていたし、まっすぐにつながる道もなかったが、一歩一歩の積み重ねでやっとこさ駅到着。
帰りは登戸経由。
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