風が強い日。渋谷ストリームで冷やし系ラーメン。ササミチキンとネギがたっぷりでおいしい透明スープがついてくる。
そのまま歩く選択肢もあったが、銀座線に乗り込んで、結果としては青山一丁目からスタート。北の開園方向に進む。第一チェックポイントの須賀神社に向かう。『君の名は。』をみたのでその聖地巡礼というわけだ。中央線の高架をくぐると信濃町で宗教団体の施設が建ち並ぶ。各施設の前では職員の人が門番みたいに立っている。
その一角を抜けると起伏が多くなる。いい感じだ。迷宮的でこういうところでこども時代を過ごしてみたくなるような街だ。そして須賀神社にたどり着く。映画が公開されてもう何年もたつのにいまだにいわゆる聖地巡礼できている人たちがかなりいた。インバウンドの観光客のほうが多かった。高台にあるので見晴らしがよく、華やぎを感じる場所だ。まさに聖地という感じだった。
その先はフリー。四谷三丁目の交差点で新宿方面に進むか早稲田方面かの選択。どちらも歩きやすそうな路地がかいま見えたが、早稲田方面を選んだ。余丁町あたりの裏路地は奥まって新鮮な感じがした。新しい道路を通す工事をしているので、この静けさも失われてしまうのだろう。
戸山公園の入口でちょっと休憩する。気温が高いので途中で買ったアイスがだらだらたれる。すぐに蒸発していますが、地面を行き交うアリたちはエサとして利用できるのだろうか。せっかくなので、久しぶりに山手線内の最高峰箱根山をのぼる。山といってもちょっと盛り上がった塚くらいのものだが、それなりに息が切れた。
早稲田通りを突っ切って眼下の都電の線路とその向こうの池袋のビル群を刻み込み、神田川を渡り、胸突坂をのぼりきると目白台の台地。まっすぐな路地を選んで護国寺の墓地に入りこみ、ぐるっとまわりこんで新大塚駅前。
山手線の外にでてやがて巣鴨地蔵通りに合流した。旧中山道の商店街になってずっとまっすぐのびている。右手奥に新板橋駅の入口がみえてそこで散歩を終えるか迷ったが、明日は雨の予報なので、がっつり歩こうともう一駅延長。商店街は今の中山道を渡ってなおも続いていく。仲宿商店街だ。いったん通り過ぎてしまったが、歩道橋を渡って迂回して板橋区役所前駅にたどり着いた。
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