コーヒー豆を買うため京急の最寄駅からのアプローチ。そういう場合は川崎方面に向かうことが多いが、脳裏に浮かんだウォーターフロントの風景が魅力的だったので、都心方面に向かい平和島で下車してみた。
品川区みたいな気がしてしまうが平和島はれっきとした大田区だ。ランチはまだだったがあまりいい店はないだろうと見限って、ダイレクトに臨海を目指す。殺風景な表通りとはうらはらに裏にはのどかな住宅街が広がっていた。風は冷たいが陽光はうららかでかすかに春を感じさせた。公園を次から次へと渡り歩く。平和の森公園から平和島公園。競艇場と隣接するショッピングモールをながめていよいよ奥深く臨海部へと足を進める。
京浜運河を渡り、大井ふ頭中央海浜公園の中へ。大田スタジアムのある広大な公園だ。広大すぎてこのあたりで志気が落ちてきた。テニスコートなどがある一番北のエリアは工事中でフェンスが囲んでいた。
公園のエリアを抜けると八潮パークタウン。団地が何棟も並ぶこれまた広大な住宅エリアだ。折れ曲がるメインストリートを進んでいくと都心側に戻る橋に続いていた。ランチがまだだし渡ってもよかったのだが、右手の下り坂の道がちょっと魅力的だった。おりていくと京浜運河沿いの遊歩道に続いていた。そういえば今日はまだ文字通りのウォーターフロントをまだ歩いてなかった。渡りに船なので満喫する。
結局その次の橋で運河を渡った。割と新鮮な道を選んで旧東海道の商店街に出て北上。結局品川駅港南口に出てしまった。東西自由通路で高輪口にでて、ウイング高輪。もうランチタイムはとっくの昔に終わっていて、ここでも適当なランチの店はない。裏手の 道がシネコンやショッピングモールの前をぬけて向こう側に抜けられることをはじめて知ったのは収穫だった。
つきあたりを南下して御殿山の通り。五反田に向かうしかなさそうだった。ついこないだもランチ難民の状態で五反田でぎとぎとのカレーを食べてしまった。もう時間も時間なので軽く済まそうと思っていたのだが、前回の反省をいかせず、山盛りの雲呑麺を食べてしまった。食べる前から後悔した。
食べてしまったものはしかたない。距離的にはもう十分歩いたが、腹ごなしにもう少し散歩を延長することにした。大崎広小路からさらに奥に踏み込み、裏道に入っていく。戸越銀座近くにたどり着き、一本それた道を進んでいく。結局は、三ツ木通りと名前の変わった戸越銀座の通りに入り、品川区役所前、そして大井町駅に近づいていく。
まだ時間が早いので大井町のアトレを冷やかす。やたらのどが渇く。
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