一日で季節が大きく進んだ。すっかり秋の風が吹いている。
横浜に行ったのはコーヒーのペーパーを買うのが主目的だったが、なんと品切れ。定番中の定番の商品だと思っていたがそういうこともあるんだな。駅に戻ってたらこスパゲティを食べたが考えてみると2日連続のスパゲティだ。
市営地下鉄の上永谷へ。横浜中心部を伺おうと北に向かう。広いコンコースは環状二号をまたぐ歩道橋と直結していて、一気に駅から離れる。けっこう急な坂道が待ち構えていてのぼる。上りつめた先には横浜横須賀道路の高架。今日の前半はこれが脳内の基準線の役割を果たす。東にいけば京急沿線ら西にいけば国道1号と東海道線。その中間を走ってるイメージなのでつかず離れずで進む。
芹が谷の大通りにでた。記憶によると上大岡方面につながってる。そっちじゃないと思ったので左折。住宅街と緑地からなる起伏の多い道筋は横浜市児童遊園地という巨大なブロックにぶつかる。緑に覆われて向こう側は垣間見えなかった。遊園地通りという名前のついた手前の道を右に進んでいくと、英連邦戦死者墓地があった。なぜこんなところにあるのだろうか?
下り坂の道に入ってひたすら下ると首都高の狩場線。北の方が開けていて東海道線が見えた。谷間を風が吹き渡る。高架下を進んでいく。高速が山肌のトンネルに吸い込まれる直前にその下をぐるっと回り込んでひたすら長い急階段を登ってすぐ同じように長い階段を下りた。インスタント峠越えだ。そこから井土ヶ谷方面に向かうことになったが、考えてみたら保土ヶ谷に向かうのも悪くなかった。
路地に入って京急の高架をくぐり大岡川にぶつかる。川を下流方向に進んで蒔田公園でトイレを借りた。その先はほぼ自動歩行で横浜中心部を突っ切る。連休最終日で落ち着かない夢から目覚めたのでざわざわした気分が抜けなかったが、夜になって定番コースを歩くうち、少しずつ落ち着いて、秋のもの寂しさの中に溶け込んでいった。
イセザキモールの出口(というか正確には入口)近くで小なコーヒー屋を見つけた。お目当てのペーパーがあった。小さな達成感があった。
馬車道そしてみなとみらい。ひとつ大きな変化はグランモールの遊歩道の端の階段がまた通行可能になって新高島駅周辺の施設に直結していたこと。そのまま日産を通り抜けてスカイビルとそごうの下につながる。
横浜駅到着。
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