丸の内オアゾの地下で麻婆冷やし麺。このところ食べたい感じのものだった。
酷暑の一日。郊外の日差しを遮るものがない中歩くのは避けて赤羽から歩くことにしてみた。 昨日の馬込とバランスをとったつもりだった。傘で西日を遮りながら赤羽の台地を上っていく。団地は建て替えの真っ最中で白いフェンスに囲まれていた。
虫みたいに緑が多い場所にひきつけられて、崖上の公園へ。この崖は武蔵野台地と荒川によって削られた低地との境界で今日は結果としてここに沿って歩くことになった。台地の下に下りたあたりから板橋区に入った。また台地に上ってみたがすぐに下に戻された。
首都高をくぐって向こう側の丘に上ると中台という町だった。峠を越えると東武東上線の沿線だ。踏切の向こうは練馬区。しばらく旧川越街道の商店街を進んだ。しばらく前からのどの渇き以外何も考えられなくなっていた。歩いてるだけで心拍数が120を超える。さっさと自販機で買えばよかったがコンビニが見つかるまでがまんしてしまった。ようやく見つけたコンビニでまずスポーツドリンクを買ったが全然足りない。すぐまた凍ったカルピスのペットボトルを買う。カルピスがこんなにおいしいものだとは。
一応表面的な渇きはおさまったが深いところに渇きのかたまりが残っているような気がした。これ以上水分を摂ってもおそらくは汗になるだけでその渇きは解消できないのだ。炎天下を歩いて体調が悪くなったがけっこう精神もやられる。
川越街道に合流してちょっと歩くと下赤塚駅があらわれた。そこから駅前通りを下っていくと再び武蔵野台地と低地の縁に近づいた。23区最大の崖がその先にあるはずだがうまく見つけられなかった。ぐるっとV字型にまわり込んで成増駅の方にとぼとぼと戻った。
1 / 0