先週に続いて未到の地に行こうと思っていたが、横浜でランチを食べてから確認したら今から行っても到着は日没の1時間前で、日没後に歩いて楽しい(ひょっとすると安全でもないかもしれない)場所ではないので今日はやめることにした。かわりに何の脈略もなく長津田へ。
過去2回は北に向かったようなので今日は南へ。北口みたいな空虚感はないが南口もターミナル駅前とは思えないくらいものさみしく、名ばかりの駅前商店街を抜けて246にぶつかる。王子神社の前に長い行列ができて何事かと思うが節分行事のようだった。
246の向こうのパス通りに入ると両側の緑が深くなる。もう梅の花が綻ぶ季節だ。天王様下というバス停を見つけたが天王様というのがどこにあるのかわからない。本道はカーブして東名高速の下をくくってしまうようだが、東名の北側をキープする側道が続いていた。バスもそちらを通るようだ。やがて高尾下というバス停を見つけた。おそらく有名な観光地の山と同名の高尾山という超低山の近くだ。10年以上前に来たことがある。
東名高速の上を陸橋で渡った。その向こうには石段と山道が続いていた。小さな峠を越えた先は一面の平な農地。あみだくじのような農道を通り抜けて16号にたどり着く。その下をくぐる道を見つけて向こう側にでると、先日なかなか入り込めなかった瀬谷区にあっさり突入した。実はその道は先日逆向きに通っていた環状4号だった。
ファミマでトイレを借りてから斜め左の脇道へ。概ね倉庫や物流拠点だか、株式会社うんこのUNCO.SHOPという不思議な店を見つけた。地図では通り抜けられそうだったので向こう側の小道に入ってみたがキリスト教系の宗教団体の保有地が広がっていた。門はなく入ろうと思えば入れるが、この先危険責任はとりませんという看板の手前でさすがに引き返すことにした。どこまでが教団の敷地なのかよくわからないなか取り壊しを待つ古いアパートメント脇の坂から下界に降りた。
またしても地図では抜けられるけど実際どうなのかよくわからない奥まった道に入り込む。米軍から返還された通信施設跡地は今整備中だが一応通路があって歩くことができるようだ。土がむき出しで砂埃が舞う荒涼とした空間だ。工事区域のフェンスやバリケードで通れないところがあり迷宮みたいになっていた、突然樹々に囲まれる。やがて太い木の幹が3本地面にささっていてこの先進むなという警告かと焦るが、そういうわけではなくその先は市民の森で、境界の目印のようだった。森の中は平坦で歩きやすく気持ちよかった。
森を出ると落ち着いた住宅街。瀬谷本郷公園という大きな公園へ。その向こうは境川だ。先日は結局渡らなかったが、今日はあっさり渡ってしまうことにした。向こう岸は大和市だ。
急激に夕闇が深くなる。そろそろクロージングにしよう。小田急江ノ島線が近い。鶴間駅の方に向かいそうになったがずっと大和駅の方が近かった。夕方の活気ある商店街を抜けて駅到着。
これで記録した散歩の総距離が3万kmを越えた記念すべき散歩だが、とくにいつもと変わりはない。
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