山盛りスパゲティーを平らげて、さんさんとふりそそぎ陽の光をうっちゃるのが惜しくなり最寄駅からそのまま歩き始めた。いつもは夜歩く女塚の商店街は吞川を渡ったところで終わる。ちなみに女塚は「めづか」だと思っていたがそのまま「おんなづか」と読むようだ。

基本そのまま北に進もうとしていた。転機となったのは佐伯山緑地というそこだけピンポイントで小高くなっている謎のスポットだ。上まで上ってあたりを見晴らす。すぐ横の中学校に遮られてそんなに眺めはよくない。下に降りたら少し東に向かう形になっていた。環七を渡り池上通りから大森駅に近づいていくが、最近の大井町散歩との重複を避けて早々と踏切を渡ってしまう。

京浜東北線と第一京浜の間のほどよい道を選んで北上していく。立会川あたりで第一京浜を渡り旧東海道を進むことになる。合流したのは閑散とした住宅街だったがすぐに商店街になる。離れる理由がなくて北品川駅あたりまで進み、その先はさらにウォーターフロント側にそれで高浜運河沿いをライトアップされた橋を眺めながら歩く。運河の終わりで橋を渡って少し内陸に戻るが、相変わらず水の気配が残るあたりを田町方面へ。

少しでもラジオ視聴のノルマを消化するため、もう一駅歩こうと道なりに進んだらゆりかもめの高架下埠頭のあたりへ。日の出、竹芝と歩いて浜松町へ。ガードしたの通路をくぐり、改築中だった世界貿易センタービルがいつの間にか完成して駅直結の入口ができていた。階段が長い。