先月行ったばかりなのになぜまた川越かというと、その折他のところでは品切れのコーヒーのサーバーを見つけて、迷った末に、他にもサーバーはあるし不満点がないではないしなと見送ったのを、たかだか1000円ちょっとだし、そこまで完璧を求める必要ないなと、やはり買いたくなったのだ。出遅れたのだが東武東上線の快速急行は朝霞台から川越までノンストップで思ったより早くついた。といってもちょうど5時くらいだ。
駅前のアトレに早速向かったが、そういうこともあろうとは予期していたがしていたが、もはや在庫がなくなっていた。幸運の女神には前髪しかない。がっかりしたが川越散歩だ。せめてお土産に飴でも買っていこうと菓子屋横丁に向かおうとするが、どういうか逆の南に進んでいた。ぐるっと西口側に回り込んで北を目指す。
立て続けに、AirPods Proの充電が失敗していたことがわかりノーミュージック。ありきたりな望みがかなわない日だ。
本川越駅近くで松屋を見つけて、さすがに今食べないと夜食べられなくなると思い入ることにした。麻婆豆腐牛めしはB級だがそれなりにおいしい。量もほどよかった。この後地元固有のなかなかよさそうな店を見つけて軽く後悔するとこになるのだが、これはかなえられなかった望みリストに追加しなくてもいい。
けっこういい道筋を選んで菓子屋横丁にだどりついたがもう飴屋は閉まっていた。もう今日はそういう日だと開き直るしかない。市役所前から緑が多い道に入り込み、喜多院の広大な境内を通り抜けた。ここまで川越市街の輪郭をなぞる感じで割といいコースどりだったのではなかろうか。その先は川越駅の方には向かわず西小仙波町の道をずっと南下していく。見覚えのある交差点に出た。その先には東武の隣駅新河岸があるようだった。
新河岸、北福岡と東武に沿って歩いていくのも芸がない気がして、不老川という川を渡ったところで川に沿う方向に進む。住宅街を抜ける細い道だが意外に交通量が多い。それを避けて裏道へ。結局は元の道に戻りその道も不老川の橋の袂で大きな道にぶつかった。こぢんまりとしたロードサイドから再び細い道へ。その先には西武新宿線の隣駅南大塚があった。関越道の脇の道を北上していくと関越の下をくぐるアンダーパスがあった。交通量の割に幅や深さが立派で広大な廃坑へと続く道のようだった。
何処までも夜の住宅街が続くように思えたが、コンビニがあらわれその向かいに駅前通りが開けていた。そして簡素な駅前ロータリーの向こうに駅の入口。
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