台風一過。何もかもが輝いていて美しい日だった。
吉祥寺で米線の専門店。前回過橋米線という名の代表的なトッピング全部入り的なメニューにしたが今回はアラカルトにしてみた。青梗菜と鶏むね肉と皮蛋。どっちにしろ量が多くておなかいっぱい。
吉祥寺通りと並行に裏道を北上していく、案外早く練馬区に入り、武蔵関駅を過ぎたところでいい感じの路地に入り込んだ。片側は塀が続き、小さな畑があり、青い煙突の銭湯が建っていた。やがて大泉学園駅の近くで西武池袋線の線路下をくぐる。そのあたりから尿意を気にする。駅近くの商業施設で借りてもよかったのだが、まだ余裕だと思ってマップが指し示す公園を目指す。当然予想されることにたどり着いたときにはけっこう切迫していた。住宅街の真ん中なので、トイレを探さなければなかなか来なかったであろうエリアだ。
同じような住宅街の街並みが続く。町名は大泉なんとかで変わり映えしないし、ずっと同じところをぐるぐるまわっていたとしても不思議じゃない。しかし外環道を渡ってすぐに街並みが変わらないまま都県境を越え埼玉県新座市に入っていた。それは一瞬のことですぐまた練馬区大泉学園町に戻る。そのあたりは横長の碁盤目みたいな道筋の区画だった。やがて大泉学園駅前からのびる商店街にぶつかり入り込むが、次の交差点の右手の道も店舗が並んで魅力的だった。曲がる。
やがて大泉中央公園へ。中央とついているが実際ははずれですぐ隣が都県境を越えた和光樹林公園だ。大泉中央公園はあっという間に通り過ぎ、隣の樹林公園に入るが、こちらは面積はそれほど大きく変わらないのにかなり距離と時間を使って通り抜けた。まんまるのツキがのぼっていて、魔法みたいで驚く。
公園の外は和光市駅にて続く道。まっすぐ進むとだんだんにぎやかになって駅到着。あいかわらず埼玉にはめずらしい上品な街だ。
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