銀座でふぐだしラーメンを食べてから葛西臨海公園へ。

ふだんは反時計回りに園内を回ることが多い気がするが、今日は時計回りに回ってみる。炎天下なので日傘が必要だ。東端までは行かず、真ん中の鳥類館前の道のところで曲がる。鳥を観察できるビュースポットがあちこちに設けられているが、まったく姿を見かけない。近くにいたスタッフの、今が一番鳥がいない季節だという言葉が耳にささった。海辺に近づいたところでせっかくなのでもう少し東をのぞいておこうと林のなかの小道へ。体長1メートルくらいのヘビが通り過ぎる。地面を這っているのにかなり素早い。

すぐに海辺に出て8の字を描くような感じで林との間を行き来した。海辺のほんとうの際は岩場になっていて視野のあちこちにフナムシが動き回ってキモい。

公園の中心部に戻って渚の砂浜への橋を渡るかどうか迷う。はじめて知ったが渚部分は葛西海浜公園という別の公園で、17時までしか入場できない。もうあまり残り時間がないしあわただしいのは厭だったのでスキップした。さらに西に進んで観覧者の近くで休憩。

陸橋を渡って公園の外に出て、そのまま遊歩道に入りこむ。そのうち飽きてきて清新町の団地の中へ。それにしてもこのあたりは南アジア系の人が多い。見かける人の半分くらいそうじゃなかろうか。年齢層も様々だ。迷宮的な団地内をどうにか通り抜けて清砂大橋で中川と荒川という二つの大河を立て続けに渡る。

対岸は江東区。川からあまり離れず落ち着いた商店街を北上していった。やがて荒川から分岐した旧中川に近づいていく。荒川とはうって変わって中くらいの川幅の街中の川だ。だが実はこれが区界で、またしても江戸川区に入っていた。夕暮れの公園を通り抜ける。風が気持ちいい。ベンチに座って今日最後の休憩。そこでAirPods Proのケースがないことに気づいた。カバンをひっくり返してもやはりない。ああ、今日どこかで落としてしまったようだ。なんたる失態。

気を取りなおすのは無理なのでいったん保留ということで散歩を続行。亀戸という線が浮上したが、からみあった路地を通り抜けてたどり着いたのは最終的に都営新宿線の大島駅だった。